自分の体は天地の賜物

~自分の体は天地の賜物~

天地、父母の恵みを受けて生まれ、そして養われているわが身。
自分のカラダは自分だけの体ではありません。

天地が下さったものであり、父母が残された体なのだから、
慎んでよく養い、弱らせたり、損なったりせず、
天寿をまっとうしなければならないのです。

大切な命を自分だけのものと考え、元気を損なって病気にかかり、
天寿を短くすることは、天地や父母への不幸の極みであり、
愚かなことです。

命が短ければ、天下の富を得ても役に立たず、財宝の山を積んでも
使い道はありません。
そうであれば、教えに従って身を保ち、長寿を得るほど
おおいなる幸せは無いのです。
『長寿』は幸せの根本なのです。


古人は、長生の術があると言っています。
また、「人の命は我にあり、天にあらず」とも言われていますので、
この術に志(こころざし)が深ければ、長生を保つことは
人の力でどうにでもできる道理なのです。
疑うべきではありません。
しかし、心持ちが雑で、欲のおもむくままで、慎みのない人は、
長生きは出来ません。



© Rakuten Group, Inc.